出会いからお付き合い、結納、結婚式に至るまで仲人さんの果たす役割は大きく
特に恋愛に奥手な男女にとって頼りになる存在です。
しかし時代の流れにともない、両家、仲人立ち合いのもと行われる
格式高いお見合いもかなり減りました。
一部の地域では根強く、仲人立ち合いのお見合いが行われていますが、
多くの地域では簡略化され
当事者お2人だけでお会いするのが一般的になりました。
昔ながらの家と家のお見合いではお断りするのも一苦労です。
昭和後期ぐらいからは、カジュアルにお会いすることができる、
プレッシャーの少ない現在のお見合いが一般的になってきました。
そのため仲人の役割も大きく変わってきています。
昔ながらの仲人の役割
一言で仲人と言っても色々な役割があります。
2人の出会いを取り持つ世話人
結婚式を取り仕切る媒酌人
出会いから結婚後までのお世話をする仲人
この3つの役割を全て同じ人がこなすこともありますし、境界線や役割は必ずしもこの通りではありません。
仲人さんは昔からの格式高いお見合い・結納・結婚式には欠かせない人物です。
昔ながらの結婚の考え方としては結婚は両家を結びつけること。
そのお手伝いをするのが仲人です。
仲人さんとは結婚後も相談したり、お付き合いをしますので
お二人、もしくはどちらかお一人を良く知る目上の方にお願いします。
また媒酌人には社会的地位の高いご夫婦にお願いする事もあります。
現代の仲人は
今でも格式高い結婚式を行う場合は身近な人物にお願いして仲人を立てる場合もありますが
やはり礼を尽くさなければいけないのと、数年から生涯に及ぶお付き合いが発生することもあり
現在では気楽に仲人を立てないで結婚する人がほとんどです。
そのため仲人も形を変えてきました。
今でも昔ながらの仲人も存在していますが、ほとんどの仲人は結婚相談所のカウンセラーに形をかえています。
そのためカウンセラーが手厚く会員のお世話をし
マッチングからお見合い、交際、挙式までのサポートをする結婚案内所を
仲人式結婚相談所と呼んでいます。
結婚案内所のお見合いでの仲人の役割は
結婚案内所を通じた現代のお見合いの当日には
仲人さん(カウンセラー)はほとんどついてきません。
お見合いの申し込み、日時や待ち合わせ場所のアレンジをしてくれますが
当日は2人でお会いしてお見合いをします。
そしてお見合いが終わると仲人さんに報告をして
交際に向けて進んでいきたいのか、お断りしたいのかなどのお話をします。
仲人がお見合いに立ち会う場合は
現代の結婚案内所式のお見合いでも
結婚案内所の方針や、仲人さんの方針、またはお見合いをされるご本人の希望で
仲人さんがお見合いに立ち会う場合もあります。
その場合は女性側の仲人さんが立ち会うのが一般的です。
お二人の待ち合わせをお手伝いし、紹介だけをしてその場を去る場合もあれば
最初の数分から30分程度同席をして、スムーズな会話のお手伝いをして
退席することもあります。
男女のお付き合いに奥手な方だと、仲人さんが一緒に居てくれるだけで緊張がほぐれて、
勇気がでるということもありますので、大切な存在ですね。