結婚相談所を選ぶとき、何を基準に選べばいいのでしょうか?
各結婚相談所が公表している数値は基準がことなっていたりしますので、一概に数値だけで比較するのは難しいです。
また口コミなども参考にはなりますが、いい出会いがあったかとアドバイザーさんとの相性などにもかなり左右されます。
基本全会員に同じ質の商品を販売しているのではなく、世界でたった一人の結婚相手を紹介するサービスですので、当然運命の人に出会えれば、満足度は高まりますし、そうでなければ満足度は下がります。
そのため口コミはあくまで参考程度にして、無料相談などで実際にサービスを利用してみて判断しましょう。
この記事では各結婚相談所が公表しているデータを表面的にではなく、実質的にどのようにとらえればいいかを書いています。
成婚率は参考程度に
成婚率は一般的に全会員数のうち成婚退会した会員の比率を表したものと考えていいでしょう。
例えば10,000人の会員がいて1,000人成婚したら成婚率10%となります。
ではA社は成婚率10%でB社は成婚率20%だったら、B社のサービスのがいいかというとそう単純なものでもありません。
なぜなら成婚率は各社が独自に計算しているのものであって、業界で統一した計算方法があるわけではないからです。
当然各社とも自社に有利な数字が出るような計算方法を取ります。
そしてすべての結婚相談所が成婚率を公表しているわけではありません。
また成婚の定義に関しても、何をもって成婚とするかの基準はまちまちです。
交際を始めて3か月経過した、プロポーズをした、婚約をした
など各社独自の定義で成婚率を計算しています。
ですので成婚率で結婚相談所を比較するのは難しく、参考程度の指針と思っておきましょう。
会員数
会員数は多いに越したことはありません。それだけ出会いの数があるということです。
各社が公表している会員数は基本的には紹介できる会員の数ということで、必ずしもその結婚相談所に直接所属している人数ではなく、提携している連盟の会員数も含んでいたりします。
全国組織だと、お会いして結婚対象になるのはやはり生活圏が重なる会員ではないかと思いますので、実際にお会いできる方は何万人もいるわけではありませんが、やはり会員数が多さとチャンスの多さは関係あるでしょう。
数打てば当たるではないですが、会員数が少ない結婚相談所だと1ヶ月もすると紹介される新しい会員がいなくなってしまうということもあります。
会員数が多すぎても困ることはありませんが、少ないのはデメリットとなります。
店舗数と最寄りの店舗
やはり結婚相談所も大都市圏に店舗を構えていることが多いです。首都圏に勤務する大手企業の会社員をターゲットにしているためです。
色々比較検討して、せっかく入会しようと思っても、生活圏の近くに店舗が無ければ入会は難しでしょう。その点では全国展開している結婚相談所は強みがあります。
最近では店舗を構えずにオンラインだけで営業している結婚相談所もありますが、会員同士は実際にお会いするわけですから、無制限に会員登録を受け付けているわけではありません。
出会い系サイトとは違い結婚相談所はオンラインでも実際に会って結婚することを考えていますのでエリアを絞って登録を受け付けていたりします。
マッチングアプリではそこまで考えずに本人達にお任せでしょうが、結婚相談所はそういうわけにはいきません。
半年間の費用
入会金、月会費、成婚料など色々な費用があります。入会金は高いけれど、成婚料が無料のように各社色々な料金設定がありますし、料金の呼び名なども違います。
それぞれの費用を単品で比べるよりも、半年程度の期間でトータルの料金を比べることをお勧めします。
また料金の差にはそれなりの理由がありますので、表面的な料金だけ比較するのではなく、何故その料金設定なのか、それが他社と比べて合理的なのかも比較するといいでしょう。
例えば成婚料は高いと感じても、成婚料のほとんどは人件費です。その収入があるためにカウンセラーさんが手厚いサポートができたりします。
逆にサポートをあまりしない会社では費用も相対的にお安くなります。
同じ結婚相談所内でもプランによって利用できるサービス内容が変わります。
結婚相談所のスタッフの方も皆さん平等に接したいところでしょうが、高いプランの方に時間を割くのは当然のことなので理解してあげましょう。
値段設定が高く、サポートも無いのは最悪ですが、値段差には通常はそれ相応の理由があります。
紹介数
毎月の紹介数の上限なども確認しておきましょう。
これは同じ会社でもプランによって変わってきます。
またその会社の方針で丁寧にお相手を仲人がマッチングするので紹介数を少なめにしているという会社もあります。
できれば、数多くのマッチングのチャンスのある結婚相談所の方が、早くいい人に出会える確率は高まるでしょう。
上限数まで紹介を受けるかは別として、毎月早々に紹介上限に達していらた、どんどん時間だけが過ぎていってしまいます。
ただし、どんな結婚相談所でも一番最初に紹介してくれる人が一番条件が合う人とも言えますので、最初にいい人に会ったらそれで婚活卒業ということもあります。
「すごくいい人そうだけどまだ一人しか詳細されていないし、元が取れてない。もっといい人がいるかもしれないし沢山の人に会いたい」と思って婚活を続けていると後悔することにもなります。
そうすると本末転倒ですよね。
サービス内容
各社会員向けの独自のサービスを提供していますので、そのサービスの料金は単純に比較できるものではありません。
マッチング方法の多様さなどがそれにあたります。例えばA社ではカウンセラーさんのマッチングしたお相手としか会うことしかできませんが、B社ではカウンセラーのマッチングに加えて、自分で会員情報を検索したり、掲示板で会員情報を見たりと色んなマッチング方法があるといった感じです。
また基本料金を安く見せるために他社では基本料金に含んでいるサービスをオプションにしている場合もあります。
そのようなこともあるので単純に料金比較はしずらい部分です。
そもそもその会社オリジナルのサービスであれば、他社にはありませんので料金で比較はできません。
自分にとって魅力的なサービスがあれば、それは値段とは別で評価すべきでしょう。
まとめ
各社とも自社に有利な数字を強調しますし、ネットの比較検討サイトでも推したいサイトに有利な情報を載せがちです。
そのため数値的な比較は参考にはなりますが、絶対ではないと思っておきましょう。
そして利用者にとっていい結婚相談所はいい人に出会えたところで、出会えなければ最悪ということです。
まずは各社の無料相談会などに参加して実際にお話をしてみるといいと思います。
実際のスタッフの方々とお話をしてみて信頼できそうと思ったところで頑張ってみましょう。