本来は労働の場である職場に恋人がいたら仕事はさぞ楽しいですよね。
本人達にとっては楽しい職場恋愛ですが、必ずしも同僚が祝福してくれるわけではないのが、職場恋愛の難しいところです。
嫉妬や誤解を生み、職場にいらぬ波を立ててしまう可能性もあります。
周りの人がどのように捉えているのかも考えて行動しましょう。
以前の職場恋愛の事情
昔は職場は出会いの場所の一つでした。
大手企業などには一般職と事務職という職種が存在していて、事務職は短大卒などの比較的若めの女性でお嫁さん候補だともいわれていました。
また女性にとっても、大手企業の事務職になれれば、高収入の旦那さんを見つけることができる絶好のチャンスでした。
その時代であれば、社内恋愛はタブーであるどころか、むしろ推奨されていたように思います。
社内恋愛で若いうちに家庭をもって、文字通り同僚とも家族ぐるみの付き合いをしていくというのが終身雇用時代に良くある風景でした。
その時代には働くということとプライベートの境界線はあまりクリアではありませんでした。
仕事後も週末も同僚と過ごして社員旅行もあたりまえでした。
現代の職場の役割の変化
しかし時代変わって現代では、職場はあくまで働くための場所で、プライベートとはきっちり分ける人も増えました。そしてセクハラやパワハラ問題というのが取りだたされることが多くなりました。
そんなつもりは無くても隙を見せたら巻き込まれてしまう場合もあり、職場で素敵な異性を見かけても簡単に声を掛けることはできなくなりました。
セクハラのハラスメントはいやがらせという意味ですので、相手が嫌がればセクハラになりますが、
相手が嬉しければセクハラにはなりません。その見極めは主観なので難しい。
だったら恋愛対象として見ないのが安全ですよね。
セクハラをする人は、相手も喜んでいると勘違いしていることが多いのですが。
職場恋愛自体が禁止されたわけではありませんが、特に男性で役職についている方は、職場恋愛に消極的になったのではないでしょうか。
また同僚をそのような異性という目で見ること自体、セクハラと捉える向きもありますので平社員でもうかうかしてはいられません。
現代の職場はより働くという性格が強くなりました。
職場恋愛の注意点
さてそんな現代でも職場恋愛はやはりありますし、素敵な異性の仕事をしているキリっとした姿やスーツ姿に惚れてしまうという人も多いのではないでしょうか。
また身元がはっきりしているという安心感も大きいと思います。自分が困ってる時に助けてもらったりしたら好意を抱いても不自然ではありません。
しかしセクハラ以外にも職場恋愛をする上での障害はたくさんあります。
職場恋愛を成立させるためにはどのようなことに気を付ければいいかを見てみましょう。
職場恋愛は嫉妬の対象となる
本人達は気を付けていても、ちょっと職場で2人でかいわしているだけでも嫉妬の的になります。
もちろんイチャイチャしているわけでもはないのですが、仲良くしている姿が気に入らないのでしょう。これは恋人同士だけではなく、結婚していても同じです。
結婚したらどちらかが移動させられたなどという話もよく聞きますよね。仕事に集中できないとかいう理由だと思いますが、集中できないのはむしろいちいち意識してしまう周りの方なのです。
同僚との仲を疑われる
自分の恋人が、自分の同僚と仲良くしていたらやきもちを焼いてしまう人もいます。
もし社内でも人気の人と付き合うことになったら、色々な妨害があるでしょう。
そうなってくると職場の人間関係や風紀を乱すことになります。
やはり夫婦でも同じ部署にしないというのは、先人たちが学んだ知恵なのでしょう。過去に色々と嫉妬にまみれた事件が合って、そのように落ち着いたということでしょう。
職場恋愛は別かれた時に面倒である
また職場恋愛は上手く行っている時はいいのですが、分かれた時は大変です。
2人とも大人の対応ができるのであれま、分かれた後も同僚として仕事できるでしょうが、分かれた後は顔を見るのも嫌となってしまうと業務に支障が出てしまいます。
いちいち周りも気にしてしまいますよね。
同僚でも業務連絡しかしない相手っていますから、おかしくは無いのですが、付き合うほど仲が良かった二人が華さ無くなったら明らかに不自然ですよね。
付き合っても内緒にしておいた方が、いいかもしれません。
恋人と他の社員への態度が違い過ぎるのはダメ
恋人を愛しすぎていて職場でもそのオーラを出してしまうのは問題です。
同僚にはビジネスライクに応対する人が、恋人の前だけ明らかに態度が違うと不評を買います。
恋人よりも同僚の方を立てるようにすれば、周りは満足ですが、今度は恋人の不評を買います。
いずれにしても難しい立場に置かれるのは間違いないです。
なるべく平等に接することを心がけましょう。
精神的に不安定になる人は社内恋愛に向いてない
前日のケンカなどが態度に出てしまう人は要注意です。
たまになら仕方がありませんが、いかにも機嫌が悪いのは周りにも伝わります。
相手が同じ職場に居なければ、機嫌悪いな~彼女と喧嘩したのかな?で済みますが2人が同じ部署に居たら周りは気を遣います。
それだけではなく、職場でケンカの続きを始めてしまったら最悪ですね。
幾ら気に食わないことがあったとしても、職場ではクールに過ごしたいものです。
職場恋愛は存続の危機
このような世の中では、貴重な出会いの場である職場という存在が危うくなってきています。
もともと仕事場はそんなところではないという真面目な意見もあるでしょうが、男女が集まればそこに恋は生まれるものです。
恋愛をするなということの方が不自然な行為なのですが、時代の流れですから仕方ないですね。
まとめ
自然に職場の人に恋におちてしまったら、それは仕方のない事なので気持ちを止める必要はありませんが、
周りの評価は気にしておきましょう。
できれば隠しておいた方が、嫉妬や要らぬ誤解を避けられるので無難です。
また喧嘩をしたときや別れた時にも便利です。
職場恋愛が厳しくなった現代としては、自然な出会いの場が一つ減ったとも言えます。