デートや結婚生活に喧嘩はつきもの。
喧嘩にはお互いの主張を認め合うといういい面もありますが、感情的になり過ぎるとよくありません。
喧嘩には正しいやり方がありますので、喧嘩のマナーを身に着けて
健全に喧嘩をしましょう。
良いケンカと悪いケンカ
世の中にはとても穏やかなカップルもいますので、喧嘩がないというケースもあることにはあるでしょう。
しかし通常は全くケンカをしないということはあり得ないと思います。
一度もケンカしたことがないと、何かしら心に秘めてる物があるのではないかと疑ってしまいます。
お互いの気持ちを理解し合うのにたまには感情のぶつけ合いが必要な場面もあります。
しかし喧嘩にも良いケンカと悪いケンカがあります。
良い喧嘩
良いケンカは相手に分かってもらいたいことがあるときに生じる喧嘩です。
これはまあやきもちやなどから生じる場合もあり、愛情表現の一部でもありますので、ほどほどならOKでしょう。
「同僚の女の子と話している時ニヤニヤしている」のが気に入らない
とかそういう奴です。可愛いですよね。
悪い喧嘩
それに対し悪い喧嘩は自分のストレスを発散するための喧嘩です。
相手に自分の主張を伝えるために、できるだけインパクトのある言葉を使ったりします。それが時には心に消えない傷を負わせることがあります。
そんな喧嘩を繰り返していたら、当然癒しようのない深い傷になってしまいます。
自分は言いたいことを言い終えてスッキリ、相手にも「ごめん」と言わせたので満足。
気分が落ち着いて仲直りしようとしたけれど今度は相手が、浮かない顔をしていてなかなか仲直りできなくなってしまいます。
また一方的な喧嘩も良くありません。一人が怒っているのに、相手はのれんに腕押し状態。何も言わないのは最悪ですが、上っ面だけ謝るのはもっとむかつくというやつです。
正しい喧嘩の仕方
どんなに感情的になっても言っていい言葉と言ってはいけない言葉があります。
頭に血が上るとここぞとばかりひどいことを言いたくなったりしますし、日ごろ抑えていた思いをぶつけてしまうこともあります。
たとえば
あなたあの子と、コソコソ浮気してるんじゃないの?
お前のそういうウジウジしたところが前から大嫌いだ
あなたの友達の裕司君に告白されたから付き合えばよかった
問爆弾発言。墓場まで持っていくはずだったのについ口からでてしまった。
それはもう取り消しはできません。あのときは喧嘩していたからでは済まないこともあるのです。
どれだけ頭に血が上っても相手が好きなら超えてはいけない一線があります。
直接的な暴力もそうですが、物にあたったり壊したりするのも良くありません。
それだけインパクトを与えることが出来ますが、これも相手に軽蔑される覚悟をしてください。
あるべきケンカの姿としては
頭はできるだけ冷静に
愛情をもって意見を言い合う
表現はストレートにしすぎない
相手の話も聞く
自分の意見は述べる
このようにありたいです。
できるだけ怒りに任せた発言は控えましょう。
ひどい言葉が頭に浮かんでも、愛する人との喧嘩がだということを思い出して、ちょっと柔らかい表現に変えましょう。
そして一方的に自分の怒りをぶつけて終わりではなく、相手の話を聞きます。
ここで意見を求められた方も「どうせ何言っても無駄だから言わない」となってしまうと、何も解決できませんし相手の気持ちも収まりません。
ちゃんと意見を冷静に愛情をもってぶつけ合いましょう。
正論攻撃には愛は無い
感情的にならなかったり、暴力的にならなくても
妙に冷静で正論ばかり言われるのもむかつきますね。
正論は相手も言い返しずらいので、黙ってしまうこともあるでしょう。そこでさらに追い打ちをかけて、どうだ自分が正しいだろうと勝ち誇ったところで何のメリットもありません。
これがディベートやお店で返金を獲得するための闘いであればいいですが、パートナーとの喧嘩には愛が必要です。正論で攻め立てるのは愛がありません。
正論で言いくるめられた方も、その場では引き下がりますが、納得がいったわけではないので遺恨を残すことになります。
喧嘩をするのは新婚のうちだけ
結婚した時に先輩達に言われたことですが、「喧嘩するのは新婚の時だけだよ」と。
本当にそうでした。
新婚のうちは相手に興味津々で理解してもらいたいことも沢山あります。
またちゃんと毎日家に帰って来てくれるのかなと心配になってちょっと束縛してみたりとかします。
そういったことが喧嘩の原因になったりまします。
しかし数年経つとちゃんと毎日家に帰ってくるのは当たり前になっていますし、相手の怒らせポイントを避けるのも上手くなっています。
新婚の頃よりお互い興味が薄れるというのもありますが、良く言えば信頼が増すため喧嘩もしなくなるということでしょう。
リスペクトの無い喧嘩は末期症状
以前知り合いの家にお邪魔しました。
学生時代の同級生同士で結婚し子供が3人もいて、仲間内では仲いいねと言われていましたが、
その夫婦はちょっとしたことで言い合いしているのがすごく気になったのを覚えています。
下町育ち同士だし、そんなものか?と思っていましたが
数年後に離婚したと聞き、2人には悪いですが「やっぱり」と思ってしましました。
周りから見てもイチャイチャしているケンカはほほえましいのですが、嫌みの言い合いの喧嘩ってハラハラしますよね。
本人達も気持ちがいいわけないです。
まだ若いカップルでしたし、そんなときに優しい異性が現れたらどうしても比べてしまいますよね。
「自分が不幸なのはこいつのせいだ」
そうなってしまうのも当然です。
親しき仲にも礼儀あり
最終的にはいくら家族になったとしても礼儀を忘れてはいけません。
そこの一線を越えるか超えないかでケンカの仕方も随分変わります。
何かひどい事を言いそうになった時に、友達にでもこんなひどいことを言うだろうかと考えてみてください。
友達との友情が壊れるような言葉でも「奥さん、旦那さん」なら受け止めてくれると思うのは甘えです。
奥さん、旦那さんだって普通に傷つきます。
まとめ
ケンカにもいいケンカと悪いケンカがある。
ケンカをする時にも超えてはいけない一線があるので気を付けましょう。
それを超えてしまうと、癒せない傷がついてしまいます。
カップルや夫婦間の喧嘩でも礼儀があります。
あくまで相互理解を深める過程であって憎しみをぶつけ合う場ではないと理解してケンカしましょう。